「股関節痛を早く解決したい人のために目次✅部分に速効回復方法を追加公開!」
「病院でレントゲンを撮ったら股関節に異常はないと言われた。でも確かに股関節のあたりが痛い」——こんな経験はありませんか?
実は「股関節が痛い」と感じている方の多くは、本当の意味での股関節(関節そのもの)の問題ではなく、腸骨筋(ちょうこつきん)や中臀筋(ちゅうでんきん)の骨への付着部に問題が起きていることが非常に多いのです。
この記事では、20年以上にわたる施術経験をもとに、「股関節の痛み」の本当の原因と、今すぐできるセルフケアまでを徹底解説します。
「股関節が痛い」のに検査で異常なし?その理由
「股関節が痛くて病院に行ったのにレントゲンでは異常なし」——この経験をされた方は非常に多いと思います。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
答えは明快です。レントゲンには骨と関節しか映らないからです。筋肉・腱・靭帯はレントゲンに映りません。つまり筋肉の付着部に起きている問題はどれだけ精密なレントゲンを撮っても映らないのです。
「股関節が痛い」と訴えて来院された方を20年以上・300人以上診てきた経験から言えることがあります。本当の意味での股関節(関節の軟骨・骨頭・臼蓋)が原因で痛んでいた方は実質的に1人もいませんでした。多くの方は病院で「股関節の問題」と言われてそう信じていましたが、実際の痛みの発生源を丁寧に触診すると腸骨筋の骨盤への付着部または中臀筋の大腿骨への付着部に明確な圧痛・硬いしこりが見つかりました。この2つの筋肉の付着部の問題が「股関節の痛み」の最大の原因です。
なぜ「股関節の痛み」として感じるのか
| 原因筋肉 | 付着部の位置 | 「股関節の痛み」として感じる理由 |
|---|---|---|
| 腸骨筋 | 大腿骨小転子・骨盤(腸骨窩) | 付着部が股関節のすぐ内側にあるため、股関節そのものが痛いように感じる |
| 中臀筋 | 大腿骨大転子(太ももの外側の骨の出っ張り) | 付着部が股関節の外側にあるため、股関節の外側が痛いように感じる |
股関節が痛い時にやってはいけないこと
股関節の痛みを自己流で対処しようとする際、かえって悪化させてしまう間違った対処法があります。ここで先に整理しておきましょう。
### ⚠️ 股関節が痛い時にやってはいけないこと
**痛みの原因を確認せずに強くストレッチ・マッサージする**:腸骨筋・中臀筋の付着部に急性炎症がある時期に強く伸ばす・押すと、炎症が悪化することがあります。まずは痛みの性質(動作で悪化するか、安静時も痛むか)を確認しましょう。
**痛みを我慢して普段通り歩き続ける**:腸骨筋・中臀筋の付着部への負荷が蓄積し、慢性化・悪化につながります。痛みが強い時期は歩幅を小さくする、長時間の歩行を避けるなどの配慮が必要です。
**片側だけを庇う歩き方を続ける**:痛む側を庇って反対側に体重をかける歩き方が習慣化すると、中臀筋の機能不全(トレンデレンブルグ徴候)を助長し、腰痛など二次的な問題を引き起こすことがあります。
**「変形性股関節症」と自己判断して諦める**:レントゲンで「軽度の変形」を指摘されても、実際の痛みの発生源は腸骨筋・中臀筋の付着部であるケースが非常に多くあります。自己判断で諦める前に、筋肉由来の可能性を確認しましょう。
**強い痛み・可動域制限・発熱を放置する**:股関節の可動域が著しく制限されている、外傷後に動かせない、発熱を伴うといった症状は、緊急性の高い疾患の可能性があるため自己判断せず受診してください。
💡 「片方だけ」股関節が痛む場合について
股関節の痛みは片側だけに現れることが多く、特に利き足側や、普段から体重をかけやすい側に負担が集中しやすい傾向があります。長時間の立ち仕事・片足重心の癖・カバンをいつも同じ肩にかける習慣などが、左右差を生む原因になっていることがあります。
腸骨筋・中臀筋とはどこにある筋肉?解剖学的に理解しよう
腸骨筋(ちょうこつきん)
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腸骨筋(Iliacus)は骨盤の内側(腸骨窩)から始まり、大腰筋と合流して大腿骨の内側の出っ張り(小転子)に停止する筋肉です。大腰筋と合わせて腸腰筋(ちょうようきん)と呼ばれ、股関節を曲げる(屈曲)動作の主力筋です。歩く・走る・階段を上る・椅子から立ち上がるすべての動作に関与し、日常生活で最も多く使われる筋肉のひとつです。骨盤の内側から大腿骨の内側に向かって走行するため、足を前に振り出す動作のたびに骨盤との付着部・大腿骨との付着部に強い牽引ストレスがかかります。
中臀筋(ちゅうでんきん)
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中臀筋(Gluteus Medius)は骨盤の外側(腸骨翼外面)から始まり、大腿骨の外側の大きな出っ張り(大転子)に停止する筋肉です。股関節を外側に開く(外転)動作と歩行時の骨盤の水平安定性維持を担う非常に重要な筋肉です。片足立ちの際に骨盤が傾かないよう支える「骨盤の支柱」として機能しており、この筋肉の大転子への付着部に炎症・過緊張が起こると「股関節の外側が痛い」という症状として現れます。
腸骨筋・中臀筋の基本情報
| 項目 | 腸骨筋 | 中臀筋 |
|---|---|---|
| 起始(始まり) | 腸骨窩(骨盤の内側面) | 腸骨翼外面(骨盤の外側面) |
| 停止(終わり) | 大腿骨小転子(太もも内側の小さな出っ張り) | 大腿骨大転子(太もも外側の大きな出っ張り) |
| 主な働き | 股関節の屈曲(足を前に持ち上げる)・外旋補助 | 股関節の外転(足を外に開く)・歩行時の骨盤安定 |
| 支配神経 | 大腿神経(L2〜L3) | 上臀神経(L4〜S1) |
| 「股関節痛」として感じる部位 | 鼠径部〜股関節内側・前側 | 股関節外側〜大転子付近 |
| 痛みが出やすい動作 | 歩行・階段昇降・椅子からの立ち上がり・走動作 | 片足立ち・横歩き・歩行中の骨盤の揺れ |
「股関節の痛み」と感じる7つの本当の原因
「股関節が痛い」と感じる場合、実際には以下の原因が関与していることがほとんどです。
① 腸骨筋の骨盤付着部炎(最も多い原因)
歩行・走行・階段昇降・立ち上がり動作の繰り返しによって腸骨筋の骨盤への付着部(腸骨窩)に慢性的な牽引ストレスがかかり炎症・過緊張が起こった状態です。鼠径部〜股関節の内側・前側の「ズキズキ」「重だるい」「引っかかる」感覚が特徴で、椅子からの立ち上がり・歩き始めに特に強く現れます。レントゲンには映らないため「異常なし」と言われることが多い原因のひとつです。
② 腸骨筋の大腿骨付着部炎
腸骨筋の大腿骨小転子への付着部に繰り返しの牽引ストレスがかかり炎症が起こった状態です。股関節の前内側(鼠径部よりやや下)の深い鈍痛・足を前に振り出す動作での鋭い痛み・立ち上がり動作での増悪が特徴です。大腰筋との付着部も同じ部位のため大腰筋の問題と合わせて起こることが多いです。
③ 中臀筋の大腿骨付着部炎(大転子部疼痛症候群)
中臀筋の大腿骨大転子への付着部に繰り返しの牽引ストレス・摩擦が起こり炎症が生じた状態です。股関節の外側(大転子付近)の鋭い圧痛・片足立ち・横向き寝で悪化・歩行中に骨盤が患側に傾くのが特徴です。以前は「大転子滑液包炎」と診断されることが多かった疾患ですが、現在は中臀筋・小臀筋の付着部炎が主体と考えられています。
④ 腸骨筋・大腰筋の過緊張(腸腰筋の短縮)
長時間のデスクワーク・座位の継続によって腸骨筋・大腰筋が短縮した状態が慢性化します。股関節の前側の詰まり感・深い鈍痛・腰を反ると股関節前側が引っかかる・歩幅が小さくなるのが特徴です。腸腰筋の短縮は反り腰・骨盤前傾を引き起こし腰痛との合併が多いです。
⑤ 中臀筋の過緊張・トリガーポイント
中臀筋の筋膜上に生じたトリガーポイントは股関節外側〜腰〜臀部への深い鈍痛・関連痛を引き起こします。大転子付近を押すと「いたきもちいい」感覚があることが特徴で、横向き寝で患側を下にすると増悪します。
⑥ 腸脛靭帯症候群(腸脛靭帯炎)との鑑別
腸脛靭帯が大転子付近または膝外側で擦れることで炎症が起こった状態です。中臀筋の大転子付着部炎と痛みの部位が近いため混同されやすいですが、腸脛靭帯炎は膝の外側まで痛みが広がる・ランニング中〜後に悪化する点が異なります。
⑦ 真の股関節疾患との鑑別が必要なケース
変形性股関節症・大腿骨頭壊死・股関節FAI(インピンジメント)・関節リウマチなどの真の股関節疾患も鼠径部〜股関節の痛みを引き起こします。股関節の可動域が著しく制限される・MRIで関節内の異常が確認できる・鼠径部の深い鈍痛が安静時にも続く場合は整形外科でのMRI検査が必要です。ただしこれらの疾患であっても腸骨筋・中臀筋の付着部に同時に問題が起きていることが多いことを忘れないでください。
症状の種類と特徴|部位別チェックリスト
「股関節の痛み」といっても、症状の性質・タイミング・部位によって腸骨筋か中臀筋かが異なります。以下のカードで自分の症状を確認してみましょう。
歩き始め・立ち上がりに股関節前側が痛む
動き始めの鼠径部〜股関節前内側の鋭い痛み。腸骨筋の付着部炎・腸腰筋の短縮が主な原因。
股関節の外側の骨の出っ張り(大転子)が痛む
大転子付近の圧痛・片足立ちで悪化・横向き寝で増悪。中臀筋の大転子付着部炎の典型症状。
長時間座った後の立ち上がりが痛い
座位後の最初の立ち上がりで股関節前側に鋭い痛み。腸骨筋・腸腰筋の短縮による付着部の牽引。
歩行中に骨盤が左右に大きく揺れる
歩行時の骨盤の揺れ(トレンデレンブルグ徴候)。中臀筋の弱化・機能不全の典型的なサイン。
横向き寝で下側の股関節外側が痛む
患側を下にした横向き寝で大転子付近が痛む。中臀筋付着部炎・大転子滑液包炎の可能性。
レントゲンで「異常なし」と言われた
画像検査で異常なし・でも確かに股関節付近が痛い。腸骨筋・中臀筋の付着部炎の最も典型的なパターン。
- 股関節の可動域が著しく制限されている(変形性股関節症・骨頭壊死の疑い)
- 外傷後に股関節が動かせない・変形がある(骨折・脱臼の疑い・緊急)
- 発熱・股関節の腫れ・発赤・熱感がある(化膿性股関節炎の疑い・緊急)
- 腰・脚のしびれ+排尿・排便障害がある(馬尾症候群の疑い・緊急)
- 安静時・夜間に股関節付近の痛みが強くなる(腫瘍・感染の疑い)
腸骨筋・中臀筋が関係する代表的な疾患・症候群
腸腰筋炎・腸骨筋付着部炎
腸骨筋の骨盤内側(腸骨窩)・大腿骨小転子への付着部炎症。鼠径部〜股関節前内側の深い鈍痛・歩き始め・立ち上がりでの増悪・階段昇降での引っかかり感が特徴です。長距離ランナー・ダンサー・サッカー選手・長時間デスクワークの方に多い疾患です。
大転子部疼痛症候群(中臀筋・小臀筋付着部炎)
中臀筋・小臀筋の大腿骨大転子への付着部炎症・腱症。大転子部(股関節外側の骨の出っ張り)の鋭い圧痛・横向き寝(患側下)で増悪・片足立ちで再現・女性に多いのが特徴です。以前「大転子滑液包炎」と呼ばれていた症状の多くはこの疾患です。
中臀筋機能不全(トレンデレンブルグ徴候)
中臀筋の弱化・機能低下による歩行時の骨盤の不安定性。片足立ちで骨盤が患側と反対方向に傾く(トレンデレンブルグ徴候)・歩行時の骨盤の大きな左右への揺れ・股関節外側の慢性的な疲弊感が特徴で、腰痛・膝痛の二次的な原因にもなります。
腸腰筋滑液包炎
腸骨筋・大腰筋の腱と股関節前面の間にある滑液包に炎症が起こった状態。鼠径部の深い鈍痛・股関節の屈曲動作でのクリック感(コキン音)・屈曲・外旋での増悪が特徴です。腸骨筋の問題と同時に起こることが多いです。
グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)
腸骨筋をはじめとする複数の筋肉・腱の問題が鼠径部に集中して現れる症候群。キック動作・ダッシュ・方向転換での鼠径部の鋭い痛みが特徴で、サッカー選手・格闘技選手に多い難治性の疾患です。
今すぐできるセルフケア|ストレッチ&マッサージ
腸骨筋・中臀筋の付着部の過緊張・炎症が原因の場合は、以下のセルフケアが有効です。骨折・化膿性股関節炎・馬尾症候群・急性炎症期が疑われる場合は行わず、まず医療機関を受診してください。
🧘 腸骨筋ストレッチ①(ランジポジション版・基本)
- 床に片膝をついた姿勢(ランジポジション)になる。右の腸骨筋を伸ばす場合:右膝を後ろについて左足を前に出す。
- 骨盤を前方・下方向に押し出すようにゆっくり体重を前に移動させる。
- 右の鼠径部〜股関節前面に伸長感を感じたら30秒保持。左右行う。
- 30秒 × 3セットを目安に行う。息を止めず深い腹式呼吸を続ける。
- 腰を反らせないよう体幹をまっすぐ保ちながら行うことが重要。
🧘 腸骨筋ストレッチ②(仰向け版・付着部を直接アプローチ)
- 仰向けに寝て、ベッドや台の端に腰を置く。
- 右の腸骨筋を伸ばす場合:左膝を胸に抱えながら右脚をベッドの端からゆっくり垂らして伸ばす。
- 右の鼠径部〜股関節前面・大腿前側に伸長感を感じたら30秒保持。左右行う。
- 腸骨筋の骨盤付着部から大腿骨付着部まで全体を伸ばせる最も効果的なストレッチ。
🧘 中臀筋ストレッチ(仰向け膝倒し版)
- 仰向けに寝て、両膝を立てる。
- 右の中臀筋を伸ばす場合:右足を左膝の上に乗せ(図4の形)、両膝ごとゆっくり左側に倒す。
- 右のお尻外側〜股関節外側(大転子付近)に伸長感を感じたら30秒保持。左右行う。
- 肩が床から浮かないよう注意しながら行う。3セット。
🏐 テニスボールによる中臀筋・大転子付近リリース
- 横向きに寝て、テニスボールを股関節外側(大転子の少し上の中臀筋の位置)に当てる。
- ゆっくり体重をかけながら、硬いしこり・圧痛点を感じる部位で20〜30秒静止する。
- 深呼吸を続けながらリラックスし、徐々にほぐれるのを待つ。
- ボールを少しずつ動かしながら中臀筋全体をほぐす。
- 1〜2分を目安に左右行う。大転子の骨の上(骨の突出部)への強い圧迫は避ける。
腸骨筋のストレッチで最も重要なのは「腰を反らせずに股関節前面だけを伸ばす」ことです。腰を反らせてしまうと腸骨筋が十分に伸びず腰椎への負担だけが増します。骨盤をニュートラルに保ちながら股関節を伸展させることが腸骨筋の付着部に届くストレッチのポイントです。中臀筋のリリースでは大転子(骨の出っ張り)の骨そのものへの強い圧迫は避け、その上の筋肉部分(大転子のやや上・斜め後ろ)にアプローチしましょう。
🧊 アイシング・温熱ケアの使い分け
| 状態 | 推奨ケア | 目安時間 |
|---|---|---|
| 急性期(炎症・圧痛が強い・熱感あり) | アイシング(冷却) | 15〜20分 / 数時間ごと |
| 慢性期(熱感なし・慢性的な重だるさ・こり) | 温熱(入浴・ホットパック) | 15〜20分 |
| 歩行・運動後の予防ケア | アイシング | 10〜15分 |
✅股関節が痛い時自宅でできる速攻筋痛回復ケア
股関節が痛い原因と状態
股関節が痛くて歩くのも辛い状態の人はたくさんいます。病院の整形外科に行ってレントゲンやMRI検査をしても原因不明と言われるケースもたくさんありますが、多くは「変形性股関節症」と診断されます。下図のように股関節部分の軟骨がすり減った状態が痛みの原因と言うわけです。

しかし股関節のどこが痛いか実際に調べると、一番多いのは腸骨(骨盤の出っぱった所)の内側に見つかるケースです。それと大腿骨の付け根部分にも痛みが見つかります。ここに何があるかというと、左写真のように大腿骨に繋がる色々な筋肉があります。

股関節が痛いと感じる原因と状態
写真は股関節が痛い患者さんが実際どこがどのように痛んでいるのか、痛い所に1枚1枚パッチを貼って調べた写真です。この方が股関節が痛いと感じているのは、腸骨筋の問題でした。
さらに大腿骨の付け根部分から鼠径部にも痛みが見つかりました。ここには中臀筋や小臀筋のほか色々な筋肉が接続している部分です。

しかしこのように筋肉が痛んでいる状態はレントゲンに写らないので、病院で検査しても分かりません。そして今の医学には「筋肉科」がないので、変形性股関節症という骨格系(骨)の問題になってしまうのが現実です。
股関節が痛い時の速効筋痛回復ケア
押圧して股関節の痛い部分を確認します。腸骨筋は骨盤の内側を横圧すると強い痛みがあるのですぐに分かります。そこに写真のように「メディカルイオンシート」をペタペタ貼ります。ほとんどの場合貼った直後(2~3分)に痛みが楽になり、歩いても痛みが起こらなくなります。

手術でもない、薬でもない。体の仕組み研究から誕生した速効筋痛回復ケアとは?
(特許庁実用新案)
再発予防のための生活習慣・トレーニング
腸骨筋・中臀筋を守る日常習慣
- 🪑 長時間の座位を避ける:座位は腸骨筋を短縮させ付着部への慢性的なストレスを増大させます。1時間ごとに立ち上がり腸骨筋ストレッチを行いましょう。
- 👣 歩幅を広く保つ意識をもつ:歩幅が狭くなってきたら腸骨筋の短縮のサインです。大股で歩く意識が腸骨筋の柔軟性維持につながります。
- 🛌 横向き寝では膝の間にクッションを挟む:横向き寝での膝の間のクッションが股関節の内転・内旋を防ぎ中臀筋付着部への夜間の圧迫・牽引を軽減します。
- 👠 ヒールの高い靴を避ける:ヒールは骨盤前傾を増大させ腸骨筋の短縮を慢性化させます。フラットなシューズへの変更が腸骨筋の負担軽減に有効です。
- ⚖️ 体重管理:体重増加は歩行時の股関節への負荷を増大させ腸骨筋・中臀筋の付着部への牽引ストレスを高めます。適切な体重管理が長期的な予防策になります。
腸骨筋・中臀筋を守るトレーニング
- クラムシェル:横向きで膝を開く動作。中臀筋を直接強化する最も基本的なエクササイズ。大転子付着部炎・トレンデレンブルグ徴候の改善に最も効果的。
- サイドウォーク(チューブ横歩き):チューブを膝に巻いて横に歩く動作。中臀筋全体を機能的に強化する。
- シングルレッグデッドリフト:片足立ちで上体を前に傾ける動作。中臀筋・腸骨筋・大臀筋の協調性を高め歩行時の骨盤安定性を改善する。
- ヒップリフト(ブリッジ):大臀筋・中臀筋・腸骨筋を同時に強化し股関節周囲の筋力バランスを整える。
- 腸骨筋強化(レッグレイズ):仰向けで脚を上げる動作。腸骨筋・大腰筋を強化し歩行時の足の振り出し力を高める。ただし腰痛がある場合は慎重に行う。
病院に行くべきタイミングとは?
| 受診の目安 | 考えられる診断 | 受診先 |
|---|---|---|
| 股関節の可動域が著しく制限されている | 変形性股関節症・骨頭壊死・FAI | 整形外科(要MRI) |
| 外傷後に股関節が動かせない・変形がある | 大腿骨頸部骨折・股関節脱臼 | 整形外科(緊急) |
| 発熱・股関節の腫れ・発赤・熱感がある | 化膿性股関節炎 | 整形外科(緊急) |
| 大転子部の圧痛+2週間以上改善しない | 大転子部疼痛症候群・中臀筋腱症 | 整形外科・スポーツ外来 |
| 鼠径部の深い痛みが安静時にも続く | 腸腰筋炎・FAI・骨頭壊死 | 整形外科(要エコー・MRI) |
| 2週間以上セルフケアで改善しない | 付着部炎・腱症・滑液包炎など | 整形外科・スポーツ外来 |
| 発熱・体重減少・夜間痛を伴う | 感染・腫瘍などの重篤な疾患 | 整形外科(緊急受診) |
①「レントゲンで異常なしと言われたが股関節付近が痛い」と明確に伝える ②鼠径部(内側)か大転子(外側)のどちらが痛むか ③歩き始め・立ち上がり・横向き寝のどれで悪化するか ④長時間座位・スポーツ歴・職業——この4点を伝えると「筋肉の付着部の問題」として適切に診断してもらいやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 股関節が痛い時にやってはいけないことは何ですか?
A. 原因を確認せずに自己流で強くストレッチ・マッサージすること、痛みを我慢して普段通り歩き続けること、片側だけを庇う歩き方を続けることは避けてください。特に急性炎症がある時期に強く伸ばすと悪化することがあるため、まずは痛みの性質を確認することが重要です。
Q. 股関節の痛みが片方だけにあるのはなぜですか?
A. 長時間の立ち仕事・片足重心の癖・カバンをいつも同じ側にかける習慣などにより、片側の腸骨筋・中臀筋の付着部に負担が集中することが主な原因です。左右で体重のかけ方に癖がないか、日常生活を振り返ってみることをおすすめします。
Q. 「股関節が痛い」のにレントゲンで異常なしと言われるのはなぜですか?
A. レントゲンには骨と関節しか映らず、筋肉・腱・靭帯は映りません。腸骨筋の骨盤付着部・中臀筋の大転子付着部に起きている炎症・過緊張はどれだけ精密なレントゲンを撮っても映りません。これが「異常なし」と言われる最大の理由です。エコー(超音波)検査やMRIであれば筋肉・腱の問題を確認できますので、整形外科でこれらの検査を依頼することをおすすめします。
Q. 腸骨筋の付着部炎と変形性股関節症はどう見分けますか?
A. 最大の違いは股関節の可動域です。変形性股関節症では股関節の可動域が著しく制限され・他動的に動かしても制限があります。腸骨筋の付着部炎は股関節の可動域自体はある程度保たれており・鼠径部の特定の点(腸骨筋の付着部)を押すと強い圧痛が出ることが特徴です。また変形性股関節症はレントゲンで関節裂隙の狭小化・骨棘形成が確認できますが、腸骨筋の付着部炎はレントゲンで異常が映りません。
Q. 中臀筋の問題は腰痛とも関係しますか?
A. 非常に深く関係しています。中臀筋が弱化・機能低下すると歩行時の骨盤の安定性が失われ、代償的に腰方形筋・脊柱起立筋への過負荷が増大します。「腰痛があって股関節外側も痛い」という方は中臀筋の機能低下が腰痛の根本原因になっている可能性があります。クラムシェル・サイドウォークで中臀筋を強化することで腰痛が同時に改善するケースも多くあります。
Q. 腸骨筋・中臀筋は鍛えた方がいいですか?ほぐした方がいいですか?
A. 急性炎症期はまず「ほぐす(ストレッチ・アイシング・安静)」ことが優先です。慢性期・回復期以降は「クラムシェル・シングルレッグデッドリフト・ヒップリフト」で腸骨筋・中臀筋と周囲の筋肉の筋力バランスを整えることが再発予防の鍵です。特に中臀筋の弱化は多くの腰痛・股関節痛の根本原因になっているため、ストレッチと並行して強化トレーニングを継続することが最も重要です。
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✅ まとめ
- 「股関節が痛い」と感じる症状の多くは腸骨筋の骨盤・大腿骨への付着部炎または中臀筋の大腿骨大転子への付着部炎が本当の原因であることが非常に多い。
- これらの付着部の問題はレントゲンには映らないため「異常なし」と言われるのが最大の問題点。エコー・MRIで確認できる。
- 腸骨筋の問題は鼠径部〜股関節前内側の痛み・歩き始め・立ち上がりでの増悪が特徴。
- 中臀筋の問題は大転子(股関節外側の骨の出っ張り)付近の圧痛・横向き寝での増悪・歩行時の骨盤の揺れが特徴。
- 中臀筋の弱化は歩行時の骨盤不安定性を引き起こし腰痛・膝痛の二次的な原因にもなる。
- セルフケアは腸骨筋ストレッチ(ランジポジション・仰向け版)・中臀筋ストレッチ(膝倒し)・テニスボールリリース・温熱の組み合わせが基本。
- クラムシェル・サイドウォーク・シングルレッグデッドリフトで中臀筋を強化することが股関節周囲の問題と腰痛を同時に予防する最重要ポイント。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上の診断・治療の代替となるものではありません。気になる症状がある場合は医療機関を受診してください。
「病院に行っても色々な治療院に行っても全然良くならない」と苦しんでいる方の為に「誰でも自分で痛みを解決できる方法はないか」と考えて開発したのが「痛み速攻回復プログラム」です。
間中医学博士(京都大学)が研究された東洋医学の奇形療法と、高田博士(東北大学)が開発された細胞活性医療器(日本の医療器第一号)の原理をベースに完成した、自宅で簡単にできる細胞回復プログラムです。
痛んだ患部を細胞から元気にする方法なので、「細胞活性療法」と言われますが、20年の実践でほとんどの痛みに有効なことが証明され、ネットでも15,000人以上の方が体験済です。(感謝)



